2018年4月26日、JagariCoinR(JAGAR)がBiteBTCに上場しました。
BiteBTC https://bitebtc.com/
2018年4月21日に上場したGRAVIEX(グラビエックス)に続く取引所への上場ですね。
ジャガリコインRは2018年4月15日に誕生したばかりですが、矢継ぎ早に上場を決めているようです。まだ発行されている通貨自体が少ないため、取引所の分散で取引量が心配な気もしますが…。
ということで、今後の盛り上がりを期待しつつ、今回は仮想通貨取引所のBiteBtCについて調べてみたので、分かったことを書いていきたいと思います。
BiteBTCとは
BiteBTCですが、ジャガリコインRが上場したとアナウンスされるまで、存在を全く知りませんでした(これはいつものこと)。
知らなくて当然なはずで、2018年1月20日にできたばかりの仮想通貨取引所のようです。

公式アナウンスにもありますが、仮想通貨だけではなく、クレジットカードやフィアット(現金)でも入金できる取引所です。使う使わないは別にして、こういうアカウントを作れている取引所というだけで少し信用度が上がりますよね。
実際、フィアットを受け入れられることは、BiteBTC自身も「特徴」として記載しています。
BiteBTCの特徴
BiteBTCのWebサイトに書かれている特徴は、下記のとおりです。

- SWIFT(スイフト)による世界中からの送金
- 法令に基づくKYC(本人確認)の実施
- 全自動取引のためのAPI
- 充実したトレード
SWFTですが、BiteBTCが口座を開設できた金融機関がSWIFT加盟していて、その海外送金を利用してフィアットを受け入れているのだと思われます。
着金までに日数がかかるSWIFTの送金を使う人はいないと思いますが、ちゃんとした金融機関と取引があることはうかがえます(金融機関はマネロンなど、法人口座の開設は厳しいです)。
あと、注目すべきは本人確認(KYC)ですが、実際にBiteBTCで口座開設を試みてみた(未開設)ので、この後に書いてみたいと思います。結論から言うと、海外の大手取引所並みにきちんとやっています。
取引所の運営者
気になるBiteBTCの運営者ですが、シンガポールの会社であるということ以外は詳しく分かりませんでした。すみません。
サイトのフッターに FINANCEFIRST PTE. LTD.という会社名と UEN 201706635G という登録番号のようなものがあり、これを検索すると2017年3月に登記された有限責任株式会社がヒットしました。
これは間違いなさそうなので、何か問題があったら記載された住所に行けば良いでしょう(ポストだけかも知れませんが)。
仮想通貨取引所
それでは、仮想通貨取引所としてのBiteBTCを見ていきます。
取扱通貨
2018年4月27日現在、BiteBTCが取り扱っているのは24通貨36通貨ペアです。
聞いたことのない草コインだらけというわけでもなく、コインチェック銘柄と呼ばれるようなメジャー通貨も取り扱っていますね。
- BTC
- ETH
- DASH
- LTC
- ZEC
- BCH
後発の新興取引所は、差別化のために草コインの上場オンパレードに走るイメージですが、入金しやすいようにBTC以外のメジャー通貨を用意しているのかも知れません。
その一方で、ジャガリコインR のような誕生したばかりの草を上場させているので、どういう基準なのかは中の人のみぞ知るといったところでしょう。
入金手段
特徴にSWIFTを挙げていた入金手段ですが、それ以外の方法も充実しているようです。
Alipay(アリペイ) は中国人向けのような感じですが、OK PAYは日本人でも海外FXでの入出金やビットコイン決済に使っている人がいると思います。
ただ、VISA / Masterのクレジットカードへは出金できないのと、SWIFTでフィアットを受け取るときは、銀行によっては相当な手間がかかるので注意が必要です。今はマイナンバーの提出まで求められます。

引出手数料も2%~という感じで高いので、BiteBTCとのやり取りの基本は仮想通貨での入出金にした方が良さそうですね。
KYC(本人確認)
次はKYCについてです。ここがBiteBTCを信用できそうな一つの要素であり、利用者としては単純に面倒なところでもあります。
メールアドレスだけで送金も取引もできるような取引所と違い、BiteBTCはKYC(Know Your Customer / 本人確認)を厳格に求めてきます。

まずはメールアドレスだけでアカウントを作れますが、その後の入金・トレードはKYCを完了させておく必要があります。

このようなことが書かれています。
- パスポートや運転免許証などの公的書類の表裏をスキャンまたは撮影してください。書類の四隅が見えるようにしてください。
- 銀行やクレジットカードの明細書、6か月以内に発行された公共料金(水道料金、電気料金、電話料金)の請求書。あなたのフルネームと住所と発行日がはっきりと確認でき、書類の四隅が見えるようにしてください。
法整備された日本の取引所は当然で、大手海外取引所でも当たり前の話ですが、それと同等のことをBiteBTCはやっているわけですね。
ただ、利用者からすると個人情報を渡すことになるので、この点は気になる人もいると思います。
その点はBiteBTC側も分かっているようで、セキュリティに関してはサイト上で手厚く説明をしています。
ちなみに、私は公共料金などの請求書が手元になく、まだ口座開設できていません…。今どき紙なんてないですよね。
ジャガリコインRの上場
2018年4月26日、ジャガリコインR(JAGAR)がBiteBTCに上場しました。

5ちゃんねるを見ると、JAGARの開発者にも上場するという連絡がなかったとか…?
JagariCoinRの開発者は早期の上場を方々に働きかけていたので、BiteBTCにもリクエストを出していたのでしょう。
ちょうどBiteBTCでも4月から「上場手数料無料」のキャンペーンを行っていたようです。

通常の上場リクエストではBTCによる支払いが必要のようです。

このタイミングに巡り合えて、ジャガリコインRはラッキーだったということでしょう。
BiteBTCは信用して使えるのか
社歴は2017年3月~かつ取引所は2018年1月にできたばかりですが、ここまでの情報からすると、事業実績のあったGRAVIO(GRAVIEX)と並ぶ信用度ではないでしょうか(実態が分からないような取引所対比)。
法令順守のために本人確認をきちんと行っていますが、取引所からすると利用者を増やす妨げにしかならず、ここまでやっておいてスキャム取引所ということはないでしょう。
が、現地の法令を順守するということは、日本から非居住者が取引し続けられるのか、今後の法整備によってどうなるか分からない不確定要素にもなると思います。
多額の資金を投じたり、資産を預けっぱなしにせず、使うときにワンポイントで使うのが良いと思います。基本的にヒット&アウェーです。
JagariCoinRはCPUマイニングでも手に入れることができるので、興味がある方はぜひ挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事がBiteBTCの利用を検討する際の参考になれば幸いです。