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フォーセットでもらった仮想通貨を貯めておく CoinPot(コインポット)で、Webブラウザを使ってCPUマイニングできるのを知っていますか?そして、どれくらい稼げると思いますか?
個人的な感想ですが、ブラウザマイニング自体は悪なく問題もないと思いますが、ある理由からCoinPotでのCPUマイニングは良い印象がありません。
CPUマイニングしたいなら仮想通貨の相場次第で黒字にもできる他の方法もあるので、一読してからご自身で判断してみてください。

そもそも「CoinPot(コインポット)とは?」という方は下記の記事を参考にしてください。このフォーセット(Faucet)と呼ばれるサービス自体は非常に効率良く稼げる仕組です。
ということで、今回はCoinPotのマイニングについて一通り説明したあと、オススメのCPUマイニングについてもご紹介しておきます。
ただ、CPUマイニングに対して「大儲け」のような期待はしないでください(念のため)。
CoinPotのマイニングとは
CoinPotのマイニングは、Webブラウザでマイニング用のページを開いて、そこでCPUの力を使ってアルゴリズムの計算を行うCPUマイニングです。「ブラウザマイニング」なんて言われたりもしますね。
この仕組自体は、CPUマイニングできる他の通貨でも用意されているマイニング手法です。
マイニングの始め方
それでは、実際にマイニングを始める方法を説明していきます。
CoinPotのダッシュボード画面で、保有通貨残高の下にあるプルダウンから”Mine bitcoin core…”を選択すると、新しいウィンドウが開いてマイニングがスタートします。他の通貨でも同じです。


すると、何もオプションなどを設定していないのにスタートし、CPUを使ったマイニングが行われます。


何を掘っているのか分からないので、パフォーマンスが良いのか悪いのかも分からないですが、とりあえずハッシュレートが表示されていますね。上の画像で 13 H/s と表示されている部分です。
ちゃんとやるなら、CPUスペックにあった選択肢を選んで、使用するスレッド数(threads)を選べば良さそうです。
「スレッド数」とは、使っているPCの「論理プロセッサ数」を上限だと考えて、1から順番に試していって最も高いパフォーマンスとなるスレッド数を選べば問題ありません。
今まさに記事を書いているラップトップPCのタスクマネージャーだと、コア2・論理プロセッサ数4なので、2~4 threadsにしておけば良いということになります。


いつもはBitZenyやKotoをマイニングしているRyzen7 1700を使うと、上限の8 threads指定で 84 H/sのハッシュレートが出ました(Ryzen7 1700は8コア16スレッドです)。


マイニングページに書かれている注意書き
大したことは書かれていませんが、意訳しておきます。
- ハッシュレート低下やマイニングを阻害する可能性があるから、マイニング中はアンチウィルスやアドブロックのソフトや拡張機能を停止することを強くお勧めするよ
- このページではビットコイン・コアをブラウザを使ってマイニングすることができるよ
- 報酬は5分ごとに自動的にコインポットのアカウントに入金されるよ
- マイニングはタブを閉じたり、”Pause mining”を押すと止まるよ
- 選ぶオプションにもよるけど、マイニングしている間は使っているデバイスのCPU使用率が10-80%増加するよ
- マイニング報酬はマイニング難易度や交換レートによって結構上下するからね
この内容については、ごくごく普通のことが書かれているだけですね。
書かれている内容から、CPUで何かしらの通貨をマイニングしていて、そこで採掘された通貨をBTCに交換しているということが推察されます。色々なアルゴリズムによるマイニングに対応している仮想通貨Monero(モネロ)のマイニングでしょう。
ちなみに、この CoinPot に限らず、マイニングソフトはマルウェア(ウイルス)扱いされるのが基本です(OSが勝手に消してくるレベルです)。なので、アンチウィルスなどをオフにするよう書かれているわけです。この点は心配しなくても問題ありません。
CoinPotのマイニングで好ましくないところ(倫理的に)
マイニングページの “Earn more” をクリックすると、その先にページがあるのですが、自分のWebサイトやブログにウィジェットとしてCoinPotのマイニングを組み込む方法が載っています。
要するに、ページにiframeタグを使ってCoinPotのマイニングページを読みこんで、「サイト訪問者のCPUを勝手に使ってマイニングできてしまう」という話ですね(しかも自動スタート)。


ちょっとcssの知識があれば、用意されたiframeのstyleを書き換えて、完全に見えなくすることも簡単にできてしまいます。これはダメでしょう。日本で逮捕者も出た「Coinhive(コインハイブ)」を手軽に導入できるわけです。
これが理由で、冒頭に書いた CoinPort のマイニングには良い印象がありません。
結局、CoinPotのCPUマイニングは稼げるのか?
結論、CoinPotに限った話ではなく、CPUマイニングは稼げません。全然稼げません。
ラップトップ(Core i-5 第7世代 2.5GHz)で10-14 H/sのハッシュレートを30分ほど続けたところ、報酬は2 satoshi(0.00000002 BTC = 約 0.02円.)でした。マイニングは1日続けた場合の収益目安が指標に使われるのですが、CoinPotだと1日あたり1円といったところでしょうか。
Ryzen7 1700を使ったとしても、単純計算だと1日あたり8円くらいになりそうですね(これは非常に少ないです)。
もちろん、仮想通貨なのでレートの変動で増減があるため、将来的な値上がりを信じて少しでも集めるというのは悪くないと思います。ただ、電気代で赤字なので経済合理性はありません(買った方が安いということです)。
RyzenだとGPUを動かさずにマイニングでCPUだけ使用しても1日あたり70円くらいの電気代になるので、明らかに赤字ですね。そんなに甘くはないということです。
それではCPUで何をマイニングすべきか
昔はCPUマイニングの人気でBitZeny(ビットゼニー)やKoto(コト)などの国産仮想通貨をオススメしていましたが、もはや全て将来性はないと思って間違いないでしょう。ブロックチェーンは消えず、死にきれない電子ゴミとして「存在はしている」という状態が未来永劫続くだけです。
マイニングソフトを使う方法


スペックの高いCPUであれば、マイニングソフトを使って、そのときに採掘効率の良い(もっともマイニング報酬を得られる)通貨を自動的に選択してもらってマイニングするという方法があります。
ただ、スペックが低いとソフトがCPUを認識すらしてくれないということがあるので注意が必要です。
NiceHash https://www.nicehash.com/
Awesome Miner http://www.awesomeminer.com
競争の激化により、ソフトを使う場合でも稼ぎは相当悪いです。
結論:CPUマイニングはGPUマイニングのおまけでやりましょう
CPUマイニングは赤字
CoinPortの例から明らかなように、CPUマイニングは手軽で始めやすい一方で、GPUマイニングのように黒字で掘り続けるのは難しいです。
「古いPCでもマイニングできる!」みたいな話は全て赤字です。「誰でもできる」だけであって、嘘になる「誰でも稼げる」とは言っていません。
解決策はハイスペックCPU
GPUを並べたマイニングファームのような資金力や規模との争いを避けるなら、CPUマイニングでも稼げるようにするのが個人レベルでは一番オススメです。
それを解消する唯一の方法は、RyzenやCore i-9のようなハイスペックCPUを使うことです。


というのも、CPUはスペックによる電気代の違いがGPUほど大きくないため、高スペックであればあるほど収益性が改善します(むしろ、ハイスペックなCPUなほど省電力で高性能です)。
ハイスペックPCはGPUマイニングもできてしまう
そのような高スペックなCPUが大手家電メーカー製のPCに搭載されていることはないので、使う場合はゲーミングPCのようなハイエンドPCを用意することになります。
そうなると、GPUも搭載されているPCになってくるので、GPUマイニングにも挑戦ができるという話になりますよね。そして、GPUマイニングのほうが圧倒的に稼げます。


ということで結局のところ、CPUマイニングは「マイニング」を知るための入り口でしかなく、GPUマイニングのオマケという位置づけになってきてしまうと思います。
実際、私はゲーミングPCをBTO(Build To Order, 受注生産)で購入してGPUマイニングから始めて、おまけとしてCPUマイニングもしています。
まずはBTOパソコンを見てみましょう
私のように自作PCやBTOパソコンに縁がなかった人からすると、ハイエンドなPCというのは「全く知らない世界」でした。
現在使用としている Ryzen(ライゼン) なんてCPUは耳にしたこともないレベルでした。こういう世界も一度どのようなものかだけでも見てみると面白いと思います(書いてある意味の分からない未知の世界かも知れません)。
TSUKUMO eX.computer
私が購入したのは
ぜひ、私の失敗談を糧にしてマイニングの世界に挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。この記事がCPUマイニングのお役に立てば幸いです。