KOTOが上場した仮想通貨取引所のEXVO.ioとは

EXVOロゴ

 

2018年5月14日追記:JamBTCに続いてEXVOがGOX(夜逃げ)しました。法人格のない仮想通貨取引所には要注意です。

 

2018年4月6日、知らない間にKOTOがEXVOという仮想通貨取引所に上場(リスト)されていたようです。

直近ではスキャマー(詐欺師)が運営する JamBTC という取引所もあったので、この EXVO についても少し調べてみました。

仮想通貨取引所 jamBTC

KOTOが上場した仮想通貨取引所のJamBTCとは

2018年3月11日

 

JamBTCでは登録方法や使い方を紹介して、結果的に詐欺師の片棒を担いでしまったブロガーもいたようですね。

今のところ、今回も登録方法や使い方を説明するつもりはありませんが、印象としては「よく準備されている」ように見えました。

 

ちなみに、どのようなことが書かれていても、用心するに越したことはありません。全ては自己責任です。

EXVOとは

そもそもですが、EXVO は単なる取引所ではありません。

 

下記のような機能・役割があるようです。

  1. 仮想通貨EXVO関連の開発
  2. EXVO公式マイニングプール運営
  3. 取引所運営

 

ここら辺はBitcointalkにリンクや内容が書かれています。

[EXVO] Decentralised, Community Focused AIRDROP | Exchange Platform | Masternodef

 

そのため、EXVOという言葉自体は仮想通貨またはコミュニティを表すのかも知れません。

ちなみに、EXVOはRoadmap(ロードマップ)も公開しています。

EXVOのロードマップ

 

2018年2Qにプラットフォームのリリースとなっていたので、2018年4月に取引所が公開されたということなのでしょう。

EXVO Roadmap

取引所の運営者

これはJamBTCのときと同じですが、運営者が誰なのかは国籍レベルでも分かりませんでした。

 

マイニングプールの時間表示はGMT -1時間に見えるのですが、これはアフリカ大陸なんですよね。ちなみに、ドメインの .io はイギリス領インド洋地域なので、実際にアフリカ大陸に近いです(アフリカ大陸の東、インドの南という位置)。

取引所のHUOBIがセーシェル共和国のようなので、このEXVOはそれと同じ可能性がありそうです(セーシェル=イギリス領インド洋地域の国です)。法人でもなさそうなのでタックスヘイブンは関係なさそうなので、ドメインが取りやすいのでしょう。

 

“About” のページで、「EXVOはオープンソース・匿名・コミュニティーで主導するデジタル資産」と書かれています。また、次のステップとしてDEX(Decentralised Exchange、分散型取引所)を目指しているようです。

このあとに書いたロードマップでも触れている部分なので、EXVOが目指しているという部分を意訳しておきます。

Exvo main goal is to provide traders, miners and users with a fully functional safe, easy and fast way to trade their favourite digital assets.

Currently our exchange platform is able to handle over 25,000 transactions per second and is easily scalable. A fully functional trading API is also available.

Exvoが目指すゴールは、トレーダー・マイナー・利用者に対して、セキュアで簡単かつ迅速に好きなデジタルアセットを取引できる環境を提供することです。

現在、EXVOの取引所プラットフォームは秒間25,000トランザクションを処理でき、容易に拡張することができます。また、取引用のAPIも利用することができます。

 

既にプラットフォームとして十分なスペックであるように思えますが、この辺の取引量の話は土地勘がないのでコメントを控えます。本当かも検証しようないですし…。

ちなみに、JamBTCも「世界一の取引所を目指す」というようなことをdiscordに書いていました。そして、夜逃げしました。

仮想通貨取引所のEXVO.io

2018年4月4日に取引所は動き始めたようです。

 

「小さなバグあるだろうから教えてね」というカジュアルさはJamBTCのノリを感じさせますね。

EXVO取引所の開始

 

これが何かを示唆しているとは思いませんが、開始直後に KOTO が上場したというのも JamBTC と酷似しています。日本人を取り込もうという意図なのでしょう。

取扱通貨

2018年4月9日現在、BTCを基軸として、取り扱っているのは下記8通貨のようです。

  • EXVO
  • DOGE
  • KOTO
  • LTC
  • PGN
  • PYRO
  • RVNSPD

 

自分たちのEXVOは当然として、メジャーな通貨はDOGEとLTCくらいですね。

その後、ハイペースで新規コインが上場中です。リンク貼りませんが、最新情報はEXVO取引所で見てください。

(2018年4月18日追記)モナコイン(MONA)も上場したようです。MONAは国内でも上場しているので、このためにEXVOを使う必要はないと思います。

モナコイン

 

草コインの追加に前向きです

新規にコインをEXVOにリスティングする方法のページがあり、かなり新規上場には前向きな姿勢がうかがえます。

How to add a coin to Exvo https://exvo.io/documents/addcoin

EXCOにコインをリストしたい場合

 

要するに、「最終的にはEXVOが判断する」けど、「上場要件を満たして信用できそうなことを前提に、discordでリクエストをもらった後にQAして、1000EXVO払えば24-48時間以内に上場させる」ということのようです。

2018年4月9日現在、1 EXVO = 7100 satoshi だったので、約53,000円で上場させられるんですね。

公式とのコミュニケーション

Bitcointal・Discord・Twitterなどで公式とコミュニケーションできるようです。

ちなみに、公式discordには日本語のチャンネルもあり、機械翻訳で返答してくれているようです。

EXVO公式の返信

 

Exvo.io – discord https://discordapp.com/invite/Fc5HGKv

これはJamBTCも同じだったので、これだから信用できるという話ではありません。

仮想通貨EXVOとマイニングプール

EXVOは仮想通貨を発行(開発)していて、ウォレットのほかに公式マイニングプールも用意しています。

早くも仮想通貨として「上場費用の支払い手段」として用途がありますね。

 

ちなみに、マイニングプールはNOMPなので、ユーザー登録不要で気軽に参加できますよ。

EXVOマイニングプール

 

現時点ではワーカーも16Usersと少ない状況で、ディフィカルティも非常に低いです。Monacoinと同じアルゴリズムのLyra2re2なので、グラフィックボードがあればGPUマイニングできます。

EXVOはKOTO・BTCにも交換できるので、マイニング対象としては狙い目ではないでしょうか。

KOTOの上場

KOTOは2018年4月7日18時(日本時間)に上場したようです。

KOTO上場アナウンス

 

上場の経緯は、discordを追えば何となく理解できるような気がします。

 

KOTO側(非公式)から働きかけがあったと推察されますが、全く裏をとっていないので流れを見ての妄想です。

当然、KOTO公式サイトのアナウンスとしては「自己責任」となっています。

結局、EXVOは信用して使えるのか

JamBTCのときは「私は使わないけど」と繰り返しましたが、EXVOは少し感想が違います。

 

EXVOがスキャマーだとして、ここまで手の込んだことをするものなのかな?という気がしています。

まだKOTO・BTCを投じて取引するつもりはありませんが、マイニングでEXVOをマイニング報酬としてもらって、それを元手に取引してみようと思います。

 

(2018年4月11日追記)EXVOをマイニングした結果を書いてみました。

EXVOロゴ

仮想通貨EXVOを24時間マイニングしてみた結果

2018年4月11日

 

(2018年5月6日追記)EXVOでBitcoin Private(BTCP)を入出金・売却してみました。

Bitcoin Private(BTCP)

Bitcoin Private(BTCP)をEXVOで売却してみました

2018年5月6日

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

この記事が何かの判断の参考になれば幸いです。




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