BitZeny・KOTOがGPUマイニングに対応しました

グラフィックボードのGPUでマイニング

 

PC・スマホ・タブレットでCPUマイニングをしている人には悲報です。

「誰でもできるCPUマイニング」を売りにしていたBitZeny(ビットゼニー)・KOTO(コト)ですが、残念ながらGPUマイニングに対応されてしまいました。

通貨がGPUに対応したというよりも、GPUマイニングで使うccminerというマイニングソフトがアルゴリズムに対応したものです。

 

ちなみに、CPUマイニングをうたっていた通貨は、「CPUでマイニングできる」であり、もともと「CPUじゃないとマイニングできない」ではありません。

今回、実際にBitZenyとKOTOを弱小グラフィックボード2枚でマイニングしてみたので、GPUマイニングによる影響、マイニング結果とマイニング方法を書いてみたいと思います。

GPUマイニングに対応で何が変わる?

そもそも、GPUマイニングがyescryptに対応することで、ZNYやKOTOにはどのような影響があるのでしょうか。

下記はKOTOのハッシュレート推移ですが、GPUの話が出た17日ごろから上昇しているようにも見えます。

ハッシュレート推移

 

まだGPUでの採掘ができるようになって間もないので、これが直接的な影響化は判断できませんね。

期待できるマイニング報酬が減ります

当然のことですが、純粋にマイニング参加者が増えるので、ワーカーあたりのマイニング報酬は減ってしまいます。

さらにGPUは1ワーカーでも複数枚数を束ねてマイニングできるので、基本的に高いハッシュレートを持っています。

そうなると、difficulty(採掘難易度)が上昇し、CPUマイナーは単純なマイナー増加以上に不利な状況に置かれることが予想されます。

MONERO(XMR)のCPUマイニング

 

MONERO(XMR)もCPUでもGPUでもマイニングできますが、CPUマイニングで期待できるリワードは非常に低いですよね。

大半のCPUマイナーは赤字の趣味マイニングに

試したところ、Ryzen7 1700(8コア16スレッド)ならGeforce GTX1070という中位クラスのGPUと同等のハッシュレートのため、そのクラスのCPUであればGPUに対抗できるかも知れません。

CPUに比べてGPUは消費電力も大きいため、高スペックなCPUと比べるとGPUの収益性は落ちます。

それでも、純粋にマイニングする人は増えるので、それによる収益減は受けてしまいます。

もっと悲惨なのが弱小CPUで、これは存在自体が意味をなさないレベルになるでしょう。

ASIC vs GPU

 

ASICが登場すると、そのアルゴリズムからGPUマイナーが姿を消すのと同じ話だと思います。

そもそも、低スペックのCPUマイニング自体、GPUマイニング登場よりも前から、将来の値上がりを前提とした「赤字の趣味」でしかないんですけどね…。

ちなみに、マイニングで赤字ということは、その通貨を市場で買った方が安い(合理的)ということです。

GPUマイニングを試した結果

実際に提供されていたccminerを使って、GPUマイニングができるかを試してみました。

下記の数値はリリース当初(r1)で、最新版r6だと1.4倍くらいのハッシュレートが出ます。
ccminer-koto-mining

 

大したグラボを持っていないので、下位GPUの実績として参考程度に見てみてください。

BitZeny・KOTOには対応していて、YenTen(円天)には対応していないとのことですYenTenのyescryptr16やyescryptr32まで対応しています。

ハッシュレート

使ったGPUは以下の2枚です。

  • Zotac Geforce GTX 1060 6GB
  • Zotac Geforce GTX 1060 3GB

これをccminerで2枚同時に1つのccminerで動かしてみたところ、、、

9.4 khash/s yay!!!

がアベレージとなりました。

(2018年4月8日追記)
上記はr1のバージョンです。r6のバージョンでは 12.1 khash/s までハッシュレートが伸びました。

 

Ryzen7 1700 の場合、-t 12(スレッド数12)にして 6.4 khash/s がアベレージです。

下記のハッシュレート推移で、濃い線がGPUで、薄い線がRyzenです。

GTX1060とRyzen7 1700比較チャート

この数値は2ちゃんねるに書かれていた内容と、ほぼ合致する結果です。

GTXのハッシュレート

消費電力

あまりよく分かっていないですが、yescryptのマイニングはGPUの消費電力が少ないです。

比較対象は、GPUマイニングでNiceHashやMining Pool Hub(MPH)を使っているときです。

こんなイメージです。

  • Ryzen7 1700 115Wh(参考)
  • Geforce GTX 275Wh → 180Wh(2枚使用時)

 

1Whあたりのハッシュレートだと、Ryzen 55 hash/Wh に対してGTX 52 hash/Wh になり、電気代のかかるGPUの方が少しワットパフォーマンスが悪いですね。

ワットパフォーマンスとは
ハッシュレート ÷ 1時間あたりの商品電力(WH)で出した数字で、高いほどパフォーマンスが良いという指標です。

 

ただ、私がKOTOに割いていた古いPC(Core i-7 第3世代)だと、ワットパフォーマンスが 21 hash/Whのため、GPUが競争相手に入ってきたら電気代のムダというレベルに落ちてしまいます。

もう止めるか、GPUに対応されていない円天のマイニングに変えるかですね(変えない)。

GPUマイニングのやり方

あくまで「素人でもできたよ!」というレベルの話だと思って読んでください。

一応、BitZenyとKOTOでGPUマイニングできました。

GPUマイニングに対応したccminerをダウンロードしてから、起動まで簡単2ステップです。

 

(2018年4月8日追記)NOMPを使ったビットゼニーのGPUマイニングを別記事にしました。

BitZenyのGPUマイニングを始めよう(初心者向け)

2018.04.08

STEP1:ダウンロード

ダウンロードはAsk Monaから最新版をダウンロードしてください。

下記リンクはr6のバージョンです。

【マイナー必見】ソロマイニングに対応したよ【高速化Part4】

STEP2:バッチファイルの作成

ダウンロードできたら、早くも最後のステップです。

  1. いつもどおり、ccminerを起動させるためのバッチファイル(.bat)を作ります
  2. バッチファイルに、使用するGPUや接続先Strutumとユーザー名・パスワードを入力します

 

私はこんな感じにしました。拡張子 .bat がバッチファイルです。

ccminer起動用バッチファイル

 

KOTOはNOMPのマイニングプール(KOTOPOOL.WORK)を使っているため、ユーザー名はKOTOアドレスで、パスワードは設定していません。

BitZenyはMPOS(LA BitZeny Pool)を使っているので、プールに登録している-u(ユーザー名) -p(パスワード) を普通に指定すれば大丈夫でした。

バッチファイルの記述内容

 

ここら辺は必要に応じて設定する感じですね。

 

私が設定しているバッチファイルの中身もテキストで載せておきます。

青色が人によって変更する箇所です。

KOTOの場合
ccminer.exe -a yescrypt -d 0,1 -o stratum+tcp://jp.kotopool.work:3334 -u k1LK2QyCbMここはKOTOアドレスRnqYWPVJJRwfH.eX

BitZenyの場合(アルゴリズムは yescryptr8 です)
ccminer.exe -a yescryptr8 -d 0,1 -o stratum+tcp://jp.lapool.me:3014 -u ToshiyaHayashi.eX -p password

※KOTOはユーザー登録不要のNOMPのマイニングプールで、BitZenyはユーザー登録必要なMPOSのプールです。KOTOでMPOSを使っている場合、BitZenyの例のように -u -p の書き方をすれば大丈夫です。

たったこれだけです。

minerd(cpuminer)と異なる点があります

  1. アルゴリズムの指定
    KOTOはCPUマイニングと同じように -a yescrypt です。
    BitZenyは -a yescryptr8 を指定します。
  2. 使用するGPUの指定
    -d 0,1 のようにシステム構成で割り振っているGPUの番号を指定します
    グラボ1枚の場合は不要か、-d 0 で1枚だけ指定すれば良いのかも?

 

私はGPU2枚なので、割り当てられているGPU番号として -d 0,1 と2枚を設定しています。

いつもマイニング中の画面にGPU 0 とGPU 1と表示されていたので、これかな?と思って適当に設定してみたら当たっていたようです。

あとは、作ったバッチファイルを実行するだけでマイニングが開始されます。

まとめ(今後の展望)

みんな誰かに強制されてマイニングしているわけではないので、CPUマイニングを続けるなら続ければいいですし、止めるならGPUやASICのない通貨を探すのが良いと思います。

あと、GPUマイナーが流れ込んでくるかは分からないです。

基本的に他の通貨で黒字なうちは流れてこないでしょう。

ちょうど今は時期が悪く、弱小GPUマイニングが主戦場としていたEquihashが大幅に収益悪化したので、GPUのハッシュパワーがダブついている状況です。

最初は面白半分で入ってくる人もいると思いますが、それが定着するか否かは、もう少し見守らないと何とも言えないですね。

(2018年4月8日追記)

対応直後はハッシュレートの増加も見られましたが、最近は減少して落ち着いているようです。

KOTOはJamBTCの夜逃げによってマイナー自体が減少し、BitZenyはGPUで掘っても今のレートでは赤字なのが影響していると思われます。

今のところ、CPUとGPUのマイニング効率に埋めがたいほどの差はないので、GPUマイナーにとってメリットは大きくなさそうです。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

みなさんの判断に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。




グラフィックボードのGPUでマイニング