2017年12月に誕生したばかりのKoto(コト)ですが、Twitterで投げ銭も実装されて、なかなかコミュニティも盛り上がっているようです。

Ryzenでマイニングしても赤字になる状況のBitZenyよりも、今はKotoのCPUマイニングがイチオシです。
KotoのCPUマイニングを始める方法については、かなり詳しく説明しています。
実際にKotoをCPUマイニングした結果も公開しています。
興味があれば読んでみてください。
さて、マイニングを始めるにあたっては、マイニング報酬のKotoを受け取るためのウォレット(Kotoアドレス)が必要ですね。
今回は、そのKotoアドレスを手に入れる方法を、いくつか比較しながら紹介したいと思います。
Kotoアドレスとは
他の仮想通貨と同じで、Kotoにも送受信に使う「英数字で構成されるアドレス」があります。
KOTOの場合、k から始まる英数字35文字のアドレス(Transparent address)です。
ブロックチェーン上で誰でも送受信の記録が確認できるので、残高や送受信履歴などを世界中の誰でも見ることができます(できてしまいます?)。
下の画像は私のKOTOアドレスで検索した結果です。


Insight https://insight.kotocoin.info
こんな感じで残高が確認でき、トランザクションがあれば、この画面の下の方に表示されます。
Kotoウォレットの種類と使い方
アドレスを取得する方法は大きく分けて下記の2つです。
- オンラインウォレットでアドレスを取得する
- 自分のPCにウォレットのソフトをインストールする
オンラインウォレットで用意するのがダントツ簡単ですが、それぞれメリット・デメリットがあるので理解したうえで利用してください。
オススメはPCに自分のウォレットを作ることです。
1. オンラインアドレスを取得する(非推奨)
MakeWalletOnline公式ツイッター
急いでアドレスを取得したい場合など、一時的に利用するのが良いと思います(私もローカルウォレットを作る前に一時的に利用していました)。
オンラインウォレットは、Web上でアカウントを作るだけでアドレスを取得することができます。


MakeWalletOnline https://makewallet.online/
ただ、運営者の素性が不明なサイトだったり、サイト自体のセキュリティが脆弱なサイトだったりするので注意が必要です。
オンラインウォレットのサイト運営者に秘密鍵も預けている状態なので、サイトが閉鎖されたら全て終わりです。
自分では復元も何もできません。
上記のMakeWalletOnlineも出金依頼を二重で払い出すバグがありました(運営者負担というアナウンスですが、KOTOに色はついていないので、ウォレットの滞留分を流用していても分からないですよね)。
2. ローカルウォレットをインストールする(推奨)
メジャーな取引所で取り扱いがあったり、ハードウェアウォレットがあるくらいメジャーな仮想通貨は別ですが、マイナー通貨は基本的にはローカルに自分のウォレットを作るのが一番おススメです(他に選択肢がない)。
Kotoウォレットの選択肢は2つ
「Ubuntuが云々でWindowsでLinuxが云々で~」というギークな人は公式サイトで調べてもらうとして、普通のWindows環境の人には下記の2つを使うという選択になります。
- Electrum for Koto
https://electrum.kotocoin.info
Electrumはモナコイン(MONA)などでも使われていて、ブロックチェーンを全てダウンロードする必要がないため動作が軽快です。
使ってみましたが、Electrumの特徴どおり、とにかく軽くて使いやすいです。
- 180210_Koto1.0.14_Windows_x64
https://github.com/koto-dev/koto/releases
こちらはLinux向けのウォレットを、Windowsでも簡単に起動させられるようにバイナリ(ダブルクリックすればいいファイル。たぶん)にしてくれたものです。遅い。とにかく遅いです。
ソロマイニングに使う以外、普通の人は使う理由がないのではないかと思います。
1. Electrumウォレットのインストール方法(推奨)
まずは動作が軽快なElectrum(エレクトラム)のウォレットの導入方法です。
手順1. JAVAの最新版をインストールしておきます
ウォレットの公式サイトから最新版をダウンロードしてください。
Electrum for Koto https://electrum.kotocoin.info


インストーラー版でもコンソール版でも、どちらでもいいと思います。
私は他のウォレットも含めて、インストールはしたくないので基本はコンソール版を使っています。
以下はコンソール版での手順です。
手順2. ウォレットの設定を進めます
基本的には何もせず “Next” を教えて進めれば大丈夫です。






途中で seed が表示されるので、これは必ずメモしておきましょう。
何かあったときにウォレットを復元する際に必要となるもので、次のページできちんと控えたのかを確認するために入力させられます。
そして、これが盗まれたら全てを失います。


前の画面で表示された「seedの入力」「パスワードの設定」を行います。




設定が終わると、ウォレットが起動します。
手順3. KOTOアドレスを確認します
ウォレットが起動したら、”Receive”のタブをクリックしてください。


“Receiving adress”に表示されているのが自分のKOTOアドレスです。


とても簡単ですね。
2. Windows GUIウォレットのインストール方法(非推奨)
次に、Windows向けGUIウォレットでアドレスを確認する方法を説明します。
2番目に書いた以下のウォレットです。
- 180210_Koto1.0.14_Windows_x64
https://github.com/koto-dev/koto/releases
とにかく時間がかかります。
手順1. JAVAの最新版をインストールしておきます
同梱のREADME_ja.txtには「JAVA 7が必要」と書いていますが、最新版の8で大丈夫です。
無料JAVAのダウンロード https://java.com/ja/download/
これも時間かかるんですよね。。。
手順2. RUN-FIRST_ja.batを実行します
RUN-FIRST.batをダブルクリックして実行します。


ウォレットの起動に必要なファイルがダウンロードされます。
またしても、すごい時間がかかります。
手順3. KotoSwingWalletUI.jarを実行します
ようやくウォレットを起動できます。
KotoSwingWallet.jar をダブルクリックして実行してください。


初回起動は死ぬほど遅いです。寝て待ちましょう。


初回起動時にブロックチェーンを全て取り込んでいます。
その後も起動のたびに最新のブロックチェーンと同期する必要があります(起動が遅い)。
手順4. アドレスの確認方法
アドレスは下記のメニューから作成・確認でき、そのままクリップボードにコピーできます。
1. メニューから Own addresses を選択します


2. 新しいKOTOアドレスを発行します
通常アドレス・匿名アドレスともに、作りたいアドレスのボタンを押すだけで即時発行できます。


さすがに、アドレス発行と確認は早くて簡単ですね。
最後に
無事にkから始まるKOTOアドレスを手に入れることはできたでしょうか?
発行されるアドレスはブロックチェーンに記録されたものなので、Insightなどでトランザクションや残高を確認することができます。
Insight https://insight.kotocoin.info
アドレスが手に入れたら、フォーセットでKOTOを受け取ってみたり、CPUマイニングをしてみるのも面白いと思います。
それぞれ関連する記事がありますので、ぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。