仮想通貨の管理はハードウェアウォレット(Trezor)を基本にしていますが、国内取引所は仮想通貨を現金化するために使っています。
ただ、もともと不正が多い業界で、coincheckのXEM盗難事件のような話もあり、放置しておくのは少々不安がありますよね。
そこで、使える取引所は限られますが、今回はアカウントアグリゲーションのMoneyForward(マネーフォワード)を使って、取引所の残高を管理する方法をご紹介したいと思います。
Money Forward https://moneyforward.com
2018年8月現在、登録できるのは下記の取引所です。
これで、いちいち全ての取引所にログインする必要はなくなりますね。
マネーフォワードに仮想通貨取引所を登録
登録すると、TOPページのサイドメニューで以下のように一覧で確認することができます。

相場が低迷しているときであれば、順調に資産が減っていることを確認できて便利ですね…。
それでは実際に仮想通貨取引所を登録する方法です。
まずはマネーフォワードにアカウントを作成
必要なのは「メールアドレス」「パスワード」だけで、あとは性別・生年月日などの情報を登録するだけです。
Money Forward https://moneyforward.com

ここから先はアカウントを発行して、実際にログインできる状態になってからの手順です。
ログインして金融機関を新規登録
ログイン後、ホームの左サイドメニューにある「登録金融機関」>「新規登録」と進みます。
カテゴリと金融機関のリストが表示されるので、「FX・貴金属」のカテゴリを選択します。
なぜか、このカテゴリに分類されているんですよね…。

口座をもっている仮想通貨取引所を選択してください。
仮想通貨取引所をマネーフォワードに追加していきます
登録する方法ですが、bitFlyer・coincheckのように「自分でAPIの情報を登録する方法」と、Zaifのように「取引所にログインして情報を自動連係する方法」があります。
それぞれの流れを見ていきましょう。
bitFlyer・coincheckなどの登録方法
他の金融機関のようにログイン情報を登録する方式ではなく、取引所が提供しているAPIの情報を登録する必要があります。
登録方法が説明されているので、説明にしたがって取引所の画面からAPI Keyを取得してください。
連携が開始された当初は説明がなくて、ものすごい苦戦しました。。。

ログインにGoogle Authenticator の2段階認証が設定されていたりするので、直接APIを叩いて情報を取得しているんですね。
マネーフォワードと住信SBIネット銀行は同じ方式でやっていて、不正利用を防ぐためにも良い取り組みだと思います。
Zaifの登録方法
ZaifはブラウザでZaifにログインして連携を許可するだけで完了です。

この後、Zaifのログイン画面に遷移するので、普通にログインしてください。アカウントの連携を確認してくるので、「許可する」を選択するだけです。
下の画像は、Googleアカウントでログインしたときのものです。

裏でマネーフォワードにAPI Keyなどの情報を渡しているのでしょう。これは楽ちんでいいですね。
あとは取得できているか確認
登録が完了すると、マネーフォワードが自動で情報を取得しにいってくれます。
反映されるまでに時間がかかるので、のんびりと待ちましょう。
残高が反映されていれば完了です。

あとは1日1回マネーフォワードが残高情報などを更新してくれます。
資産管理はマネーフォワードがオススメ
FinTech企業として注目されているマネーフォワードですが、アカウントアグリゲーション自体は極めて古い技術です。
金融機関の不正アクセスの元凶となってしまい、多くの企業が撤退していったサービスでもあります(儲からないのにリスクだけ大きい)。
そんな経緯もあり、今ではMoneyForwardの独壇場の分野となっていますね。
他にMoneytreeなどもありますが、対応金融機関数の多さや使い勝手から、マネーフォワードの方が断然オススメです。
ぜひ、銀行・証券・年金など、自分の資産を把握するために利用してみてください。
Money Forward https://moneyforward.com
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が仮想通貨を管理するうえで、何かの参考になれば幸いです。